inumeshi20’s diary

楽しみ第一の自己啓発読者

誰もがエリート!

この世に非エリート無し!

 

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エリート・マインド 勝ち抜く力! 一瞬で自分を勝者に変える法 スタン・ビーチャム 補 ムーギー・キム 監修 熊谷小百合 訳 日本文芸社)

 低すぎる自己肯定感を破壊しろ!

人は生まれてきてこれまで、たくさんの人間から

自分はどんな人間かを聞かされてきた。

それが自分にとってためになっていればいいが

逆に、自分の自尊心を傷つける

有害なものであったら

そのままにしておくのは危険だ。

どんどん自己破壊的な

行為や考えを進めてしまう。

 

自分の思うような成果が出せない

自分の物事に対する態度が気に入らない

つい自分から貧乏くじを引いてしまう

などは

小さい頃から周りの人間に

間違えた信念を植え付けられてしまったからだ。

 

その場でし言葉の数々に

振り回されたあげくに

本来の自分の価値観にそぐわないものを

自分の中に固定させてしまった。

 

そうなると、考える前、行動する前から

失敗することを実現させてしまう。

(ここでいう失敗は前向きな意味では無い

ただただ非生産的なことを繰り返す意味で)

 

自我の再構築

自分が最高のパフォーマンスを出すには

最高の自己肯定感の言葉

自我を作っていかなくてはならない

 

この本がエリート・マインドと呼んでいるモノは

そんな気高い精神のことだ。

 

人の意識には顕在意識と

無意識がある。

それぞれ場所はどの部分かは不明だが

無意識の部分が人の行動や思考を

操っている。

無意識を自分にとって良いように

変えることが大事だ。

信念、思考、行動

この3つがそろうと我々は良い働きをする。

もし今自分の行動原理、習慣が嫌なら

変えていく順番は思考、信念、行動になる

思考は何を始めるにしても

それはやがて無意識として続いていく。

信念=無意識

思考=顕在意識

となる。

 

無意味な頑張り

ところで、よく学業、仕事のインタビューで

限界を越えた労力を捧げたと言う人が

後を絶たないが、

この本に言わせれば、はっきり言ってムダである。

理想とする労力は8割が理想と本書は言う

 

100~110%の働き方はそもそも無理があり

いずれは身体か精神を壊してしまうやり方だ。

8割~9割は、自分に対して追い詰められた

圧力は感じず、それでいて集中できていて

力みの無い理想的な状態だ。

 

なぜ、学校や会社で限界を超えようと

自分を 追い詰めるのは

とにかく他人を監視、監督するフリして

自分の存在価値を示そうとする輩のせいだ。

行き場の無い、自分のやることが見つからない

はぐれ管理者は進んで働き手、学習者を駆り立てるが

従わされる法は不幸が待っている。。

 

この本は有名な心理学者が記した本だが

専門書というほど難解には書かれておらず

300ページは越えるが、

区切って読むこともできる。

 

監修されている、ムーギー・キム氏によると

自己肯定感がことさら低い

日本の人々にぜひ

読んでもらいたいと書かれている。

 

余談だが

プロレス技に”起き上がりこぼしチョップ”という技がある

これは相手の片手をつかみ、

胸板当辺りを強く叩いて相手を倒し

起き上がらせて

何度も繰り返す。

当然、永遠に続けると観客達はしらけるので、

大体、5~6回くらいか。

この技だが、別に見たがる観客はいない。

(誰だって、華麗な空中殺法、最大パワーのぶつかり合いを見たい!)

プロレスは終盤盛り上がり、

そこで選手達は見た目が派手な必殺技を出す。

この一見ムダに見えるチョップの嵐だが、

相手の無意識には、どう影響を与えるだろうか?

プロレスラーは格闘技素人よりも

遙かに頑丈な肉体を持っている。

こんな技で根を上げる選手はいないだろう。

しかし、無意識のレベルではどうだろうか?

ほんの一瞬に何度も何度もダウンさせられ、

自分は相手に敵わないと思い知らされるのではないだろうか?

例え、自分より弱いと思われていた相手でも。

引いては、精神的に疲労を速める効果があるかも知れない。

プロレスとは単純に身体の大きさ、力、技の競い合いだけではなく

挑発行為、反則スレスレの行為も効果的な

心理戦の側面もある。

こういった技を用意しておいたり、

一から作ったりできるのも能力と言える。