inumeshi20’s diary

楽しみ第一の自己啓発読者

時間を操れ!

時間の捉え方について

 

 

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(100の仕事も同時に回るダブルブッキング時間術 おちまさと 著 ソフトバンク新書)

 意識だけでこんなに変わる

 

突然ですが・・・

あなたの家に人が来ることになった。

どうでもいい人ではなく、

商業的に、私生活的に大切な人が。

問題は、それほどあなたは、

掃除を習慣づけてはいない。

まだ、客が来るまで時間はあるが、

部屋の中は結構散らかって、埃やゴミもある。

しかし、掃除機は壊れている。

残された時間どうするか。

 

ここで最悪なのは、

掃除機の修理に集中してしまうこと。

いっそのこと、掃除機のことはもう忘れて、

ローラー、使い捨てモップで

床のほこり取り。

におい消しを使ったり、窓を開けて換気。

読み散らかした雑誌などを片付けて、

時間があったら雑巾がけもする。

自分自身のエチケットも見直す。

 

(こんな時でも教師なら

「近所から掃除機を借りてこい!」

などと叱りつけるのだろうか・・・)

 

問題は

直線的に捉えるか、

球体のように理解するか。

前者は一つずつ作業を進めることを意味し。

後者はいくつも並行して取り組むができる

 

教育の場では、時間を直線で考え、

一つのことを終えて、

次のことに取りかかることを教える。

逆に、いくつも取り組む姿勢は、

評価されなかった。

(落ち着きがないと言われるはず)

教師の言うとおりに

次々に課題をこなす生徒が、

認められてきた。

要するに、監督しづらくなるから

自由な生徒達の動きや、

奔放な彼等の発想の仕方を

嫌悪するのだろう。

 

一方、会社に入れば、

いくつもこなすことは常識であり、

一つのことを終わらせるまで

他のことを放っておくと、

誰かに迷惑をかけてしまう

単純に、学校で教師に認められてきた

会社では生徒は評価が厳しそうだ。

 

このように、学校と会社で

まるで評価のされかたが違ってくる。

 

やっかいなのは、

学校で押しつけられる

時間という概念が、

いくつもの課題を

同時に解決しなくてはならない環境で、

我々の足を引っ張る。

 

思い出せないくらいに昔教えられた

時間の考え方に問題があるとは

気がつきにくいため、

本来なんて言うことがないことに

つまずいてしまう。

 

学校で教えられた、または、

教えてもらってないことで起こる

時間に関する常識というものは、

普段見直したり、意識したりすることはない。

なんとなく、感覚で時間を消費する我々は

パフォーマンスの向上の可能性を見落としている。

 

時間とは何かとは

人に教わることはないとなると、

非効率なやり方に振り回され

結果が少なく、労力は膨大という

笑えない状況にしょっちゅう突き当たる。

 

忘れるべきは夏休みの計画

我々は、おそらく学校で長期休みに

計画を作らされてきたであろうやり方が

身体に染みついている。

それを意識に上げて忘れたり、

もっと今より生産性を上げられる

やり方、考え方、取り組み方に

変えていく必要がある。

 

これを人生という観点から見ると

やがて我々は寿命が来る。

時間を止めることなどできないのだから

しなくてはならないこと、

していきたいことは

同時に進行させるべきである

 

料理をする人は

時間の捉え方が

比較的柔軟性がある。

(もちろん、他のことでも時間をキチンと

理解している人はたくさんいるが、例に挙げやすいので)

 

後から暖めてもおいしいものを最初に作り

サラダも始めに作り冷蔵庫に冷やしておく

悟飯が炊き上がるタイミングで

メインディッシュの肉や魚の調理を手がける

召し上がる時にドリンクをだし

食後にデザートと。

 

この本は驚異的なスケジュールの中で

並行作業、私生活の日課などを

長年こなし名を上げてきた

プロデューサーの

時間の考え方、取り組み方を記した一冊

 

例は仕事に関するモノは多いが、

私生活、学生にも充分応用可能な

アプローチ法だ