願えば叶う
絶対実現する!
(ザ・シークレット ロンダ・バーン 著 山川紘矢 山川亜希子 佐野美代子 訳 角川書店)
・引き寄せ=いつも考えていること=実現
人は誰もが毎日、頭に浮かべていることを無意識に形にしてゆく。
それが本人にとって望んでいるか、そうでないかは一切関係ない。
一生懸命努力しているかどうかも無関係。
・人類が持つ最大の秘密
引き寄せの法則(ザ・シークレット)は昔から知られてきたが、これまでは限られた者にしか伝わらなかった。
いや、それを信じることができなかった者が多かったと言った方がいいかもしれない(確かにそのようなことは学校、家庭、会社では教えてもらえないことだ。)
しかし、あらゆる情報がすぐ知れ渡るインターネットと、この本”ザ・シークレット”が世界に現れてからは状況は全く違ってくる。
発売してすぐに全世界で、自己啓発本としては前例のない売れ方をして、この日本にも、この本に追随するものが今も後を絶たない。
残念ながら、この法則に断固として認めない人は昔から確実にいた。
そんなものはまやかしで気休めにすぎないと。
しかし、この考えに触れたほとんどの者は、心穏やかにそれを受け入れ、実践し、当時想像を絶する苦境から脱出して、自分達が望んでいた以上の富や幸せを手に入れたと報告している。
人種や性別、年齢を問わず、障害、国境を越えて。
ということはその法則を信じてもいいということだ。(書いている人達全員が、ウソをついているとは考えにくい・・・)
・鍵は気分を良くすること
ただ、この法則はうまく働かせるにはコツがあり、行使する者の気分が良い時に始めること。
逆にいまいちその気にならないなら、まずはリラックスして、気分を良くすることに専念する。(休んだり、遊んだり、食べたり)
気分が持ち直したら、自分の願い事を形にすること。
時間、健康、長寿、友情、豊かさ、など何でも。
紙に書いたり、声に出したりして。
(その形にしたものを、形見離さず何度も見直すのか、または一度形にすれば、もうそのこと自体を忘れるべきなのかは願った本人との相性による。)
・宇宙はただ与えることしかない
大変誤解されやすいのだが、本人の願いや目標がどんなものであれ、叶えるのは人間ではなく、それ以外の力によるものである。
それを神と読んだり、宇宙と読んだり。(好きに呼べば良い)
願う時点でどう叶えるのかは人間の考えることではないと言っている。
願い事に制限はなく、本人の気が済むまで何度でも繰り返せるらしい。
自分を超える存在を信じて、やるべきことをやって、気長に結果を待てと仰る。その過程全てを楽しみながら。
一方で、苦しいだけ、何も意味もなく面白くない過程は偽物である。
(我々が習ってきたことは、目標や願望は死力を尽くして達成させるもの。そのプロセスは孤独で厳しく、あらゆる楽しみを犠牲にすべきとかなんとか。。。?)
・この世にはびこるウソ
実はこの本の作者、共同執筆者達は、この世界に蔓延しているウソに警鐘を鳴らしてもいる。
世界はあらゆるものが不足している、と言うことを。
作者達は、そのウソこそが人同士に猜疑心を植え付け、最終的に武力衝突させるデマなのだと。(だから筆者達はTVで流れているニュースを熱心に聴くことに反対している)
世界には人にとって大事なものは充分足りている。
食べ物、水、富、自然、教育、何でも。
足りているならば、必要なことは協力。
競争はもはや必要ない。
なお、この”ザ・シークレット”はDVDにもなっていて、各界の著名人豪華キャストが力強く、時にはおかしく視聴者達に語りかけている。(時間は90分ほど アウルズ・エージェンシー販売元)
これを繰り返し聴くだけでも、沈んだ気持ちが変わってくる。