inumeshi20’s diary

楽しみ第一の自己啓発読者

もし入浴中に・・・

時間の操り方を知るために

 

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(おちまさとプロデュース 時間の教科書 おちまさとプロデュース 時間の教科書をつくる会・編 NHK出版)

 

入浴中に荷物が届いたら? 

 

究極の選択(殿方限定)

あなたの家に宅配便が届いた。

家にはあなただけ。

しかも入浴中である。

出るべきか、居留守でやり過ごすべきか。

もちろん、出て行けば部屋は泡まみれ、水まみれ。

(ここではバスタオルを使わないこととする)

後片付けはラクではない。

配達人にも隠さない身体を見られてしまう。

さぁ、どうする?

 

一刻も早く受けとりたかったシロモノなら前者で、

どうでも良いものなら後者。

(しかし、それも分からない。全裸で出ることは賭けである)

 

ここまで極端ではなくとも、

あらゆる選択を迷わずできるようになるには、

時間に対する考え方を一度洗い直してみる必要がある。

 

時間に対する考察 

 

私達の頭の中には、意識していないムダや、

常識と考え、時間を無抵抗な受け身の姿勢で受け入れている恐れがある。

 

管理側、支配側は自分達の要求を押し通すことしか頭にないのだから、

生徒や部下が自分本位で作業や課題を取ったり捨てたりなんていう、

姿勢を快く思わないだろう。

一方的に服従する姿勢を賞賛するはずだ。

 

我々にとって時間とは何か?

誰にも正式に教わったことがないので、

惰性のまま、感覚に流されるままに使ってしまっている。

(使われている?)

しかし、自分のそれの考え方、運用の仕方でかなり変わるモノなのだ。

 

何でもいいが、課題(テスト)を5分でこなすとする。

 

慣れてきても、ただ時間終了まで待たされている状態だ。

(生徒は悪くない!終わるまで教室にいさせられているのだから仕方ないのだ)

 

 

ただこの5分をやり過ごすだけでは意味がない。

それに加えて別の収穫を得る必要がある。

 

教室内での生徒や教師の変化、

外の景色や校庭の生徒の変化、

・・・ 

(それでも、教室に閉じ込められていてはできることに限りがあるが)

 

意識するだけで効率アップ

 

場所を限定されないなら

他の場面で挑戦すると、(溜まっていた宿題の場合)

課題が済んでいる状態から

別の課題解決を試みることができる。

 

そして、課題同士を組み合わせて

時間短縮、効率アップを図ることも。

 

我々は子供の頃から

管理側に時間に対する考え方を

何も顧みることなく課題をこなすように

命令されてきた。

今この姿勢を変えなくてはいけない。

 

いくつもの課題をこなすには

同時に手をつけるわけだが、

ここは時間がかかりそうなモノを優先させる。

 

私生活を例にとると、

 家に帰宅した時(一人暮らしを前提として)

 

1. 冷房(冬なら暖房)の起動する
2. パソコン起動スイッチ
3. お手洗い
4. 冷蔵庫にしまう(食べ物を買ってきたら)
5. 着替え
6. 携帯確認 

 

(何を優先とするかは状況で変わることがある。要冷凍物があるなら、それをしまうことが第一になる。体調次第で、お手洗いが第一になったり、大事な知らせが来てそうなら、携帯確認、パソコン起動になるだろう)

 

些細なことではあるが、このようなやりとりの習慣が

色々な場面で差を産んで、長い目で見て

たくさんの余剰を作る。

 

ただ流されるまま、自分の気分に左右されないように

やるべきことを融通利かすことが大事。

突っ走りやすい、見方が狭い人の場合は

意識して拡大、リラックスして順序よく取り組むべきである。

 

時間に対する誤解

 

時間に対する我々の常識や無抵抗が

何かができる機会を逃してしまっている。

 

それに加え、 

人の時間を重んじない、無頓着な輩をどうするか?

本人は自分の行いを省みる姿勢はしない。

(そもそも悪びれた様子もない・・・)

こちらが抵抗を示さないと

未来永劫搾取されてしまうだろう。

 

きつい言葉や態度で示せないことを前提に

分かってもらうには

時間を重んじる人との交流を深める

その人物が苦手な趣味を装う

その人の反対の習慣を示す

周りに強力してもらう

 

やり方は人それぞれになるが

自分の振る舞いや日頃の言動が

牽制する武器になる。

 

この本ではビジネスに即した事例、考え方が多いが

もちろん、私生活でも利用できるよう記されている。

 

企画を専門としながらも幅広く活躍されているプロデューサーの使える時間の指南書。