inumeshi20’s diary

楽しみ第一の自己啓発読者

感情を整理してラクになる

 感情を操るために

 

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(感情を整える ここ一番で負けない心の磨き方 桜井章一 著 PHP文庫)

 

自分の感情に流されるままの人は

その流れを把握しないでいるため

余計な苦痛を味わい続けている。

以下の通りに対処していけば、

なくなることはなくとも

ラクにはなれるはずだ。

 

 

感情は本能的なモノ

 

我々の持つ感情は現代社会では劣ったモノとみなされる。

 

機械を多く仕事場で利用していることで、

計算、効率、速度を尊び、

人間的、感情的、面倒さは排除されがちになる。

 

しかし、社会を作る人間の一人一人の感情を無視されていては、

膨大なストレス、緊張、不安、恐怖を産んでしまう。

 

現代の社会、会社、組織ではますます

非人間化が進んでいくばかりで、

個人に対するケアは皆無になってしまう。

 

個人では各々が意識して

自分の感情の整理、管理、治療を

施していくのが大事だ。

 

感情はバランス良く出す

 

悪者になってみろ!

 

感情をあまり出さないが、

あえて悪人のフリをして

真面目なだけの自分を捨ててみる。

すると、真面目さを捨てることに楽しみを覚え、

攻撃的な感情を出すことでかえって

普通の感情を出せるようになる。

 

理屈としては、街の不良を演じることで

感情を隠していた壁が壊れ、

色々な感情が素直に出せるようになるという具合だ。

 

そして、感情を出すsとたくさんのことに気づける。

汚れたら掃除する

人が来たら、率先して相手をするなどという

簡単なことも、感情を出さないでいるとやろうとしない。

 

感情を隠す時は鈍感でも

常に出していると敏感になれる

 

現代の人々は小さな頃から

自分の感情を隠すことが当たり前になっていた。

 

しかし、真面目を延長上で感情を出すのは難しい。

 

そこであくまで、一時的に”ワル”を気取って

自分の感情を全て出してみる

 

その過程で気持ちに整理がついて

落ち着いてきて、行動できるようになる。

 

 不安は速めに対処する。

 

仕事、学業、対人関係、などで問題を感じたら

それぞれを拡大解釈して不安を深めないようにすることだ。

 

不安は感じても囚われてはいけない

自分一人を優先させると恐怖、不安、孤独はつのる。

人と共有できると何もかもが増えていく。

 

自分一人を優先させると依存心も強くなり

それがまた不安や後悔、怒りを促進させる。

 

喜びを体験する、増やしていくことで不安は減っていく。

 

変化を求めて、自分から動くこと

意味を考えすぎて動けなくなると時は

一切何も考えないで動いてみる

人が何かをする時は意味はたいしていらない

 

作者の言う”うつ”とは心が動かなくなった状態だ

身体も心も止めてしまっているから

何も感じなくなるのだ。

 

興味が湧いたり、人に誘われた時は素直に動いてみる。

 

 泣きたいときは泣け

男は泣くのは恥と子供の頃から

周囲に押しつけられてきた教えが

その人を苦しめている

泣くことで感情の流れが良くなるなだから

心身共に健康になれる効用の高い動作なのだ

 

この作者も人前で泣くことを恥とは思っておらず

強面を売りにしているイメージとは想像もつかないが

日常的にしているらしい。

 

悲しいときは大いに泣いた方が

立ち直るのも早いと良いことずくめだ

 

作者桜井章一氏は長年プロ麻雀士を務めてきて

一般企業に勤めている人達とは

環境や立場も大きく違うと言える人だが、

人に対する理解は深く、

どんな欠点を持つ人にも嫌悪感を持ったり

排除しようとしない心構えで接する。

 

この本は学校であるような、

はっきりした問題と正解があるわけではない。

 

また現在出回っている自己啓発書のように

読者主体の内容や文章構成を成しているわけでもなく、

本人が思ったことを、

特に脈略もなく語っている。

 

しかし、ここで考える過程が

人々の色々な局面で役に立つことだろう。