全てはウソだった!
・取り戻せ!自分の理想像
(コンフォートゾーンの作り方 苫米地英人 著 フォレスト出版)
信じてはいけない!
家、学校、会社で散々聞かされてきた私達の自我像は全て偽物だ。
私達一人一人が持つべき健全で、理想的な自己イメージは本来、自分で作ってこなくてはならなかった。
それを管理側、支配側が自分達に都合良く操るため、病んだ、自身が持てない自我像を見せつけられたり、教えられてきた。
これは深刻な誤りだ。直ちになんとかしよう。
・歪んだ自我像の最悪の例
自動車教習で大きな事故を起こすと、いかに恐ろしい人生を送るハメになるか。
教習所の指導者達はドラマ風のホラー・ストーリーを繰り返し学習者に見せつけてくる。
指導側は事故の怖さを教えておけば、運転初心者が安全運転をこころがけ、それが減ると思っているのだろう。
こんなことばかりだから、あんな所が良いと思っている人はまずいないと思う。
あんなやり方で、これから運転する者は健全な自己イメージを持てるのだろうか。
うまく運転できるイメージを持てば、楽しく車を操作できて、事故を起こすような原因を根本から無くせるかもしれない。
教習所で不必要に初心者に恐怖を与え続けていたら、事故を増やす確率を増やしてしまうかもしれない。
我々の脳が嫌なシーンを繰り返す性質を持っているのだから、本人にとっては現実のように感じてしまうだろう。何度も何度も。
一方、運転に自信がある人、上手な人、事故が極端に少ない人は、教習所に通う前から健全な自己イメージを持っていた。
(多分、教習所で教官達の言いなりにならず、運転できる設計図をすでに持っていて、利用できるところだけ、そこで学んでいこうとしていたのだろうと思う。そしてそれは正しい)
・何でも疲れてしまうのは・・・
学問、仕事、人付き合いなどで結果を出せない、うまくいかないという人達は、自分に対して自信のない方々が多い。
その原因は自分の理想像を他人任せにしているからだ。
普通、我々は自分より他人に自信を持って欲しい、勇敢に何でも挑んでほしいと願ったりしないはずだ。
(決して、全員が悪人という意味ではない。誰だって自分のことで精一杯とい意味で)
自他共栄の精神を大切にしながらも、本心では負けたくないのだから、
自分より怖がって、自信ないように遠回しに他人を暗示にかけたり、遠慮しない輩は、はっきりとびびらせようと企むだろう。
他人など当てにせず、
自分で自我を再構築、修繕をしていけば、いとも簡単に常に力があふれる自分に生まれ変われるだろう。
・コンフォート・ゾーンの大切さ
自分がいつでも安定した結果を作れる空間をコンフォート・ゾーンと言うらしい。
このフィールドから外れると、やることなすこと裏目に出る。
歓迎されていない集団に自分が放り込まれるとどうなるか、大体想像はつく・・・
逆に、自分を慕ってくれる集団に入ることができれば、リラックスして言いたいことも言えるはず。
このコンフォート・ゾーンを作るために
いつも自分に向かって良い言葉を投げかけなくてはならない。
アファメーションを行うことで。
自分に普段から語りかける言葉を最高のものにすれば、
しだいに世界が違って見えてくる。
今まで隠されていた情報が目に入ってくるのだ。
繰り返すが、自分に対する自我像を我々は小さい頃から他人に教えられてきた。
迷惑な話だ
気づいた今からでも、正しく自己イメージを日々作りあげなくてはならない。
毎日自分に自信を持てるように正しい言葉を投げかけ、声に出していこう!
(注 この本で出てくる言葉、コンフォート・ゾーン、スコトーマ、ゲシュタルト、 抽象度、 セルフ・イメージ、 アティティード、 ハビタットというのはまだ私には正確には把握、理解はできていない。誤解や勘違いは承知の上だ)