inumeshi20’s diary

楽しみ第一の自己啓発読者

洗脳を克服する方法

我慢はしない

 

 

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(すべての教育は洗脳である 21世紀の脱・学校論 堀江貴文 著 光文社新書)


あっけない解決法

洗脳を避けるには

自分にとって楽しいことを見つけて、やり続け

それらを工夫し続けること。

 

始めることは世間で賞賛されているようなものでなくてもいい。

子供がしているようなことでも構わない。

それをやって、

新しい発見を得られるように工夫もしていく

(飽きが来ないようにとも言えるが)

皆子供の頃にやっていた

誰もが子供の頃にし続けていた

楽しいことを見つけて、集中する力

決して死んではいない。

何歳になっても動かせるし

どんな年齢の人にも生まれつき

備わっている。

(多くの人は年齢を重ねる内に

なくなったと誤解してしまうが・・・)

 

ラベルを自分に張れ

大体10年かかる技、特技、学歴、職歴を目指さず

すぐに使えるラベルを使う

例アイス、虫集め、または誰かの養子になるなど。

(最後の例はやや特殊で、誰にでもできるものではないが)

学問、職業<娯楽、コミュニケーション

インターネットが現れ、動画サイトを使い

娯楽に対する価値の急激な上昇が起こった。

楽しいことを自分、集団、地球規模でやるかで

賞賛、報酬、知名度の得方がまるで違ってくる。

 

成績はバラバラでOK

インターネット世界で名を上げている人達には

学校や会社の中ではそれほど際だった人物ではなかった者もいる。

 

それを個人の持つ技を深めたり、かけ合わせたり、

またはコミュニティーに巧みに働きかけ、

巨大なエンターテインメントにしたりもした。

(もちろんどの世界にも、学業、職業、運動、

どれをやらせても優秀という人はいる)

 

国はなくなっても個人は残る

旧世代の学校教育で最大の価値を持った

国家、国の存続はもはや

維持することができなくなってきている。

(現在の様子では)

しかし、”国”という枠がなくなっても

”個人”はどこにいても

繁栄できる。

 

洗脳は今でも日常的

家庭 学校 会社で

個人を常識、伝統で縛り付ける。

決して怪しい宗教だけではない

今でも欠かさず行われている。

 

目上の者に認められることが

良いことだという価値観自体、

洗脳されたものだったという恐ろしさ。

”尊敬”という言葉も洗脳を促すものだったのだろう

 

知識は二の次服従が第一

全ては軍隊を作るためだった

現在は良く働く人を目的にしている

 

洗脳の鍵は禁止、我慢

どんな管理者、指導側にも

文句なしに使える武器が

禁止と我慢

生徒、部下にも理由を聞かれず

一方的な服従を獲得できるからだ。

(ついでに暴力も。こちらは現在風当たりが強いので、

公にはならないが、密に行われているはずだ)

 

インターネットで自由を知った人達が

学校、会社を嫌がる理由はここにある。

(ネットの世界は概して自由だ。

学校や会社は禁止事項ばかり)

 

学校を出ても続く束縛

”貯金”とは戦争時代、

娯楽のない時に自分が周囲に認められた

ゲームのようなものだった。

洗脳にとても有用な束縛要素。

 

信じられない話だが

著者が小学生の三学期初日に

学校に郵便局員が来て

生徒のお年玉の貯金を

呼びかける習慣があったという。

当然子供達の両親は

子供に貯金するよう強要しただろう。

そのせいで、

欲しい漫画、おもちゃ、ゲームソフト、音楽

などは何も買えなかったただろう・・・

 

この本を手がけた著者は

はっきり言って現在の資本主義の勝者だ。

その人の考えや論理を、

そのままどんな人にも当てはめるのは

危険な気もするが、

概して読めば力が湧いてくる本である。

 

彼は言動がとても特徴的な方で、

常に自信に満ちている態度を

毛嫌いする人も多いだろう。

しかし、本書の存在意義の大きさは確かで、

誰もがこれまでの、これからの人生を

見直したり、修正、改良したりするのに

とても役に立つ物と言える。